ノスタルジー

今朝、通勤途中で暑気払いの太鼓や笛、鐘のおとが聞こえてきました。この暑気払いは各家々を獅子舞いがまわってくるのですが地方独特の文化だと思います。私が生まれ育ったところでは無かったので。嫁いで来た時分はとても興味深くて太鼓や笛の音色の拍子にもおもしろさを感じていました。でも、毎日通るその道は区画整理でなくなってしまうのだそうです。秋のお祭りの夜に家々のまえに灯されてぼんやりと通りを照らす常夜灯、春の早くから花をつける桜や秋には素晴らしいほどに黄色く色づく銀杏のある神社、通りで涼むおじさんや立ち話に興じるおばさん、良くありそうな風景がまた一つなくなって私の頭の片隅にノスタルジックな映像となって残っていくのでしょうね。