もう随分前の話なのですけど、アイルランドのドニゴールという町に泊まることがありました。丁度その日は宿泊したホテルで結婚式があるということでお見かけした女性はアイルランドの方らしいブルーアイ、そして私の目を引いたのは瞳と同じブルーのロングドレスでした。シンプルなドレスなのですが、それを着る事に慣れているような感じを受け、さすが欧州と感心しました。そしてホテルの館内放送で「お泊まりの方もそのダンスパーティーに参加して一緒にお祝いをしてください。」というアナウンスがあったのです。朝まで踊り明かしてお祝いをするのですって、皆で祝福をするなんて暖かい気持ちになりました。最近では日本でも自分達らしい結婚式をあげる方も増えていますが、その当時はまだ見栄の張り合いという式が多かったのです。祝福する気持ちが大切ですよね。翌日の朝、紙吹雪の残った駐車場に昨夜の名残を感じました。ブライダルシーズンですので結婚式にちなんだ思い出を書いてみました。