この間実家に帰った時、七五三の時の写真を発見した。姉弟都合よく七五三で駅前の写真館で写した。この日は生まれて初めて髪をセットしてもらってお化粧もして、しかし出来上がった顔を見てお化けみたいで泣きたい気分だった。でも久しぶりに見てみると結構三人ともおしゃれ。中の弟のスタイルなんか結構いける。それより、両親や家族が祝ってくれている気持ちがとてもよくわかる。
時代の移り変わりは仕方ないとは思うが、小さい頃のお正月には祖母はいつも新しい割烹着をおろして着物の上に着ていた。私たちも朝風呂に入り晴れ着を着せてもらっていたがいつからかそういったことをしなくなってしまった。今年の正月はたしかジーパンをはいて子供達とカイトをとばしていた。
でも、ときどき「衣」をもう少し大切に考えたいと思う事がある。「衣」ってきれいに装うだけじゃなくって気持ちのあらわれってこともあるし、大切な思い出にもなる。そんな事を思いながら仕事をしている。