Monthly Archives: 10月 2005

2005.10.31

この間実家に帰った時、七五三の時の写真を発見した。姉弟都合よく七五三で駅前の写真館で写した。この日は生まれて初めて髪をセットしてもらってお化粧もして、しかし出来上がった顔を見てお化けみたいで泣きたい気分だった。でも久しぶりに見てみると結構三人ともおしゃれ。中の弟のスタイルなんか結構いける。それより、両親や家族が祝ってくれている気持ちがとてもよくわかる。

時代の移り変わりは仕方ないとは思うが、小さい頃のお正月には祖母はいつも新しい割烹着をおろして着物の上に着ていた。私たちも朝風呂に入り晴れ着を着せてもらっていたがいつからかそういったことをしなくなってしまった。今年の正月はたしかジーパンをはいて子供達とカイトをとばしていた。

でも、ときどき「衣」をもう少し大切に考えたいと思う事がある。「衣」ってきれいに装うだけじゃなくって気持ちのあらわれってこともあるし、大切な思い出にもなる。そんな事を思いながら仕事をしている。

2005.10.24

スーパーに行ったらいいお花を見かけました。早速買い込んで生けてみました。プロではないのでセンスは無いかもしれませんが、ちょっとお花があるだけで気持ちが楽しくなります。PASSOはお洋服屋さんなのですけど、お花関係のものとか毎日が楽しくなる様なものも揃えてみたいと思っています。

2005.10.21

朝晩の空気が冷たくなってきました。この季節、毎年感動している。早朝の深い霧の中でわずかな日の光にきらめくもの。それは露に濡れたクモの巣。朝、ほんのわずかな時間しか見る事のできない、繊細なネックレスのような芸術品。

2005.10.04

もう随分前の話なのですけど、アイルランドのドニゴールという町に泊まることがありました。丁度その日は宿泊したホテルで結婚式があるということでお見かけした女性はアイルランドの方らしいブルーアイ、そして私の目を引いたのは瞳と同じブルーのロングドレスでした。シンプルなドレスなのですが、それを着る事に慣れているような感じを受け、さすが欧州と感心しました。そしてホテルの館内放送で「お泊まりの方もそのダンスパーティーに参加して一緒にお祝いをしてください。」というアナウンスがあったのです。朝まで踊り明かしてお祝いをするのですって、皆で祝福をするなんて暖かい気持ちになりました。最近では日本でも自分達らしい結婚式をあげる方も増えていますが、その当時はまだ見栄の張り合いという式が多かったのです。祝福する気持ちが大切ですよね。翌日の朝、紙吹雪の残った駐車場に昨夜の名残を感じました。ブライダルシーズンですので結婚式にちなんだ思い出を書いてみました。